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北楡会

2016年北楡会・北海道大学情報系交流会報告

2016年9月23日、札幌にて北大情報科学研究科と北楡会の交流会を開催しました。昨年同様、全学のホームカミングデーの一環として開催し、講演およびポスター展示は工学系イノベーションフォーラムと合同開催を行いました。本年は同時期に開催の電子情報通信学会ソサイエティ大会に協賛いただき、同大会参加者を含む道内外の北楡会会員とともに、工学部関連の方々も多数出席し盛会となりました。なお本年より従来の母校交流会の名称を改めホームカミングデーの一環としての位置付けをより強くした「北楡会・北海道大学情報系交流会」として開催となりました。交流会は毎年秋、絶好の季節に札幌で開催します。来年はさらに多くの方の参加をお願いします。

日時: 2016年9月23日(金) 13:30~  場所: 北海道大学 情報科学研究科棟

1.開会の挨拶 13:30~13:45

 北大大学院情報科学研究科

 宮永喜一研究科長

 北楡会

 伊藤明男会長

 北大工学系連携推進部長

 増田隆夫教授


2.ポスター展示 13:45~15:00

大学院各研究室による研究内容の展示、学生による研究内容の説明がありました。本年は、情報科学研究科、工学研究院から多くのポスター展示があり、学生と参加者との熱心な質疑応答がありました。


3.講演会 15:15~17:00

(1)

『地域経済の発展に関わる立場からみた大学の地域貢献・産学官連携への期待』
経済産業省 北海道経済産業局 地域経済部長  寒川卓知氏

北海道の地域経済の動向、国際競争力のある産業を育成し、活力ある地域づくりなどを目指した北海道経済産業局の取組み、産学官連携の方向性について講演をいただいた。現状、北海道は総生産縮小、少子高齢化、北海道ブランドの危機など多くの課題あるが、今が第4次産業革命の分かれ道で、北海道の強みを活かした工農連携による産業創生を支援していること。そのために道内に留まる人材の確保が必要との報告があった。単なる課題提起だけでは無く、今後の切り口も示していただき、タイムリに制度と使う人のマッチングを行うために、研究者には研究内容を平易に説明してもらえるとありがたいとの要望をいただいた。情報通信を専門とする大学、企業の出席者にとっても大変有益な講演だった。


(2)

『日立グループの経営計画と研究開発戦略』
(株)日立製作所 CSR・環境戦略本部 担当本部長 高橋和範氏

日立グループ全体の経営計画および、大学と関連の深い研究開発の戦略および、北大との共同プロジェクトの紹介をいただいた。日立グループのビジネスポートフォリオは急激に変化しており、さらに、お客様に対応した内部体制の変革を実施中。研究開発も、不確実性の中からビジネスイノベーション創出を目指しており、北大とも「日立北大ラボ」を北大内に創設し政府の提唱する「超スマート社会」を北海道から発信していくとの報告があった。


(3)

『復元の数理モデル~褪色カラーフィルムからの色彩復元~』
北海道大学大学院 情報科学研究科 田中章教授

産学連携で推進されている褪色フィルムの色彩復元に関する共同研究のご紹介をいただいた。精度は粗いが褪色は進んでいない印刷物を活用したり、普遍的な色が想定できる空などの色を利用するなどにより、学術的に貴重なフィルムを永久保存する新手法の開発経緯が説明された。専門分野外の参加者にも大変分かりやすい説明であり、今回採用された、研究費の提供では無く成果として開発したソフトウェアを有償で譲渡という連携方法も興味深かった。


4.意見交換会・ポスター表彰 17:00~17:30

今井英幸先生の司会により、産学出席者による意見交換会と、ポスター発表の優秀者表彰を行った。

意見交換会では、学生のポスター発表に関して企業側の出席者から、さらに良くするためのヒント(細かいところより応用面の説明、相手の理解度を考慮した説明、3分で伝えたいことを伝える、社会での有用性の説明等々)の提言があった。

ポスター発表では、以下の研究室が優秀発表として表彰された。

  • 1位 ヒューマンセントリック工学研究室
  • 2位 情報通信フォトニクス研究室
  • 3位 人間情報工学研究室


北楡会・北海道大学情報系交流会は、卒業生が母校に集まるという他の大学では類を見ない催しです。母校の最新状況を知るとともに、卒業生側から大学へフィードバックをかける貴重な機会にもなっています。北楡会の皆さん、ぜひ、2017年秋には母校札幌の地でお会いしましょう。

(北楡会常任幹事 居駒, 滝内記)

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