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学生コラム「ISTラウンジ」

本研究科在学生のコラムです。日頃の学生生活の中で感じたことや考えたことなど,さまざまな話題をお届けします。

SF世界への一歩

写真:市川さん

メディアネットワーク専攻 情報メディア学講座 メディア創生学研究室
博士後期課程2年
市川 翼
(静岡県沼津市出身、2011年度入学)

近年、3Dテレビの発売や3D映像による映画の公開を受け、3次元映像表示技術にさらなる注目が集まっています。実際に映画館やゲーム機、もしくは家電量販店などで目にすることも増えてきたと思います。しかしながら現在主流の3次元映像表示技術ではいわゆる3D酔を引き起こすことがあります。私は3D対応の映画を長時間視聴すると目眩を感じることが多々あります。みなさんもそのような経験はありませんか?

さて私達の研究室はホログラフィの研究をしています。ホログラフィは理想的な3次元映像表示技術とされています。このため、より没入感の高い三次元映像を疲労感なく楽しむことが出来ます。ホログラフィは光の干渉と回折を利用し物体から反射する光の情報をすべて記録し再生する技術です。この光は計算機を用いて求めることが可能ですので、自由自在に3次元映像を表示するホログラムを作成することができます。この技術のことを計算機合成ホログラム(CGH:Computer Generated Hologram)と呼びます。私達は主にCGHの研究をしているため、日々パソコンに囲まれながら生活をしています。

私達の研究室では“目指せスターウォーズのレイア姫”をスローガンに研究を行なっています。これは映画スターウォーズのシーン内でR2-D2よりホログラムで記録されたレイア姫が、空間に立体的に再生され、本人がそこに存在するかのように訴えかけるものです。このシーンが、世界に数多くいる研究者に3次元映像技術の発展の原動力を与えました。研究によって得られた成果は国内外を問わずに発表を盛んに行なっています。私自身今年度はすでにマイアミ、ボストンと2度海外での発表を行って来ました。その場では画期的な技術が続々と登場しており、ホログラフィ技術の発展を非常に感じることができます。3D映像が実用化されるためのシステムは整いつつあります。「現実そっくりの立体映像」もきっと夢ではないでしょう。

(2012/06/28)

ホログラフィによる3次元像
写真:ホログラフィによる3次元像

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