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「未来を拓く無線通信技術」

写真:寺田さん

メディアネットワーク専攻 情報通信システム学講座
インテリジェント情報通信研究室 修士課程1年

寺田 翼(北海道旭川市出身、2012年度入学)

携帯電話はいまや生活に欠かせない社会インフラの一つになっており、その通信方式は数年ごとに新しくなっています。「3G」、「LTE」という単語は携帯電話の通信方式を表す言葉ですが、聞き覚えのある人は多いと思います。私の所属している「インテリジェント情報通信研究室」では無線信号処理に関する研究を行なっており、次世代の通信方式や、より高品質な通信を目指して様々な検討をしています。研究例としては基地局からの距離が遠く、1台の携帯電話では通信ができない場合などに、リレー競技でバトンを手渡すようにほかの携帯電話を経由して通信を行う「マルチホップ伝送」や、近接する複数の携帯電話が互いに協力し合う事でより高速で高品質な通信を行う「仮想アンテナアレー」などがあります。将来、自分の考えた通信方式のアイディアが採用されることも夢ではありません。

私は現在「電波の到来方向推定技術」についての研究をしています。無線通信機器である携帯電話や無線ルータなどは通信中には必ず電波を発しています。その電波を受信し、どの方向から電波が飛んできているのか調べるというのがこの研究の目的です。到来方向推定技術には様々な応用が考えられますが、その中の一つに携帯電話などの無線通信端末の位置推定があります。既存の位置推定技術であるGPSは、地下などのGPS電波が入らない場所では使うことはできません。しかし、地下にアンテナを配置しこの技術を用いることで、地下でも正確に携帯電話の位置を推定することが可能になります。

研究室での生活は、朝から夜まで黙々と一人で行うという暗いイメージを持っている人もいるかも知れませんが、実際の研究生活はもっと賑やかです。お互いの研究内容を話してアドバイスしあったり、リフレッシュも兼ねてみんなでどこかに遊びに行ったりなどと非常に活気にあふれています。最近では近くにカーリング場がオープンしたのをきっかけに学年、先生を問わず皆でカーリングを楽しんだりと、充実した研究室生活をおくらせていただいています。

図1:「電波の到来方向推定技術の概要」
写真1:「研究室でのカーリングの様子」
図1:「電波の到来方向推定技術の概要」
写真1:「研究室でのカーリングの様子」