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より早く、より小さく、より効率的なスケジュールを求めて

写真:横山さん

複合情報学専攻 複雑系工学講座
自律系工学研究室
修士課程1年

横山 想一郎(北海道札幌市出身、2012年度入学)

私の所属する自律系工学研究室では、自律的に進化・学習するシステムを対象に、実世界へ役立つ応用を目指した研究を行っています。具体的には、仮想物理環境内での人工生命の自律的な進化・学習に関する研究や、人間関係や購買履歴といった様々な関係をネットワークで表し、その解析によってデマ拡散の抑制や情報推薦などを目指す研究が行われています。

私は、「ジョブショップスケジューリング問題に対する近似解法の研究」を行っています。工場における生産工程の作成や、旅館やホテルにおける適切な人員配置方法の決定など、限られた資源のもとで複数の仕事を並行して処理する場合には、制約を満たすスケジュールを決定しなければなりません。その際に、効率の良いスケジュールを求めることで、少ない人員で全ての仕事を完了することができます。ジョブショップスケジューリング問題は、このような問題を一般化したもので、広い応用範囲を持っています。厳密に最も効率の良いスケジュールを求めようとすると、膨大な時間がかかってしまうため、現実的な時間内でより良いスケジュールを求める方法の研究を行っています。

研究室では定期的に複数のゼミが開かれ、活発な議論が行われています。他のテーマを研究するメンバーからも、様々な意見や質問がいただけ、とても参考になります。研究に行き詰ったときや、学会発表の内容について悩んでいるときも、ゼミで議論を行い、解決の糸口を見つけられます。

また、自律系工学研究室の特徴として、学生が国内・海外を問わず積極的に学会に参加していることが挙げられます。私も研究室から旅費を出していただき、アメリカで開かれた国際学会に参加しました。先生方や英語発表を経験した先輩方に指導していただき、準備を整えて挑むことができました。英語の質問にうまく答えることができず、反省点も残る内容でしたが、これからの研究生活にあたって貴重な経験となりました。

学会でのポスター発表
ゼミの様子
学会でのポスター発表
ゼミの様子