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ネットジャーナル11

列挙することで広がる可能性と選択肢

――ZDDの研究は今後どのような展開が期待されるのでしょうか。

湊 真一教授

湊 今までは有効な組み合わせが全部で何通りあるかわからないまま最適化を求めてきましたが、ZDDを採用することで、膨大な組み合わせ総数の中から有効なものだけを抽出することができるようになったのは大きな成果です。すべてを列挙し全体像を把握することで、条件や環境の変化にも応じた「現時点での最適な答え」を素早く選択することができます。「最適化」と「列挙」は車の両輪であり、ZDDはこれまで列挙することが不可能だと思われた問題についても列挙を可能にしました。

ZDD研究は、平成21年度の独立法人科学技術振興機構(JST)のERATOプロジェクトに採択され、5年半の予定でさまざまな研究を行っています。BDDやZDDが効力を発揮すると考えられる問題には、災害時などの避難所の配置や物流の効率化、選挙区の区割りなど身近な分野にも広がり、それぞれの分野の専門家と協力して最適化の計算に取り組んで行く予定です。

(2012/07/06)

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