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ネットジャーナル16

解説

解説1:ペアワイズ分類器の学習とアイデンティティの推定

Web時代には、正体や素性の分からない人物が「誰であるか」を特定するアイデンティティの推定が必要になる。その顕著な例が同姓同名の問題で、情報の利用者が情報発信者の信頼性を判定したり、サービス提供者が適切なサービスをするうえでもアイデンティティの推定は重要となる。本研究では、2つの例が同じクラスに属するか否かを判定するペアワイズ分類(pairwise classification)の学習など、アイデンティティの推定に必要な技術に関する研究を行っている。

小山 聡: アイデンティティを推定する, 人工知能学会誌, 24(4), pp.544-551, 2009.

小山 聡, クリストファー D. マニング: 異なる例からの素性の組合せを用いたペアワイズ分類器の学習, 人工知能学会論文誌, 20(2), pp.105-116, 2005.

解説2:クラウドソーシングを用いた大規模情報統合に関する研究

「名寄せ」など、異なる情報源からの情報の統合に関する問題に対応するため、インターネット上で不特定多数の人に仕事を依頼し、データの同一性の判定などを行ってもらう。依頼する側(リクエスター)は労力と時間の軽減ができ、参加する側(ワーカー)は報酬やプロジェクトへの参加意識の共有といったメリットが得られる。ただし、得られたデータの信憑性も考慮しなくてはならないので、ワーカーのスキルや作業結果の信頼性を評価する手法の開発も進められている。

図1:クラウドソーシングを用いた大規模情報統合に関する研究
図1:クラウドソーシングを用いた大規模情報統合に関する研究

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