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ネットジャーナル26

学生と一緒に組み立てた新しいパラダイム

――先生にとってこの研究テーマはどのような意義がありますか。

博士(工学) 大鐘 武雄 准教授

大鐘 今回の一連の研究では、学生と一緒に組み立てた点が非常に特長的であり、有意義でもあったと思います。長年同じ分野に携わっていると、自身の経験から考え方や手法に偏りが出てしまう可能性があり、若い世代の学生たちが先入観のない自由な発想でアプローチすることはとても大切だと思います。まったく違う視点からアイディアを出してくれるのは、私にとっても大いに刺激になります。

情報通信の世界が今後どうなっていくのか、私たちの生みだした技術が社会でどのように使われていくのかを想像することは簡単ではありません。しかし、第5世代以降の大規模MIMOの実現は、私にとってわくわくするようなテーマであり、今後もなお一層取り組んでいきたいと思っています。現在の通信分野で今すぐ実用化されるというものではなく、すべてが予想通りになるとは限りませんが、情報社会が飛躍的に発展・拡大した時、私たちの提案した手法が役に立つと嬉しいですね。

また、確率伝搬アルゴリズムが大規模MIMOの信号処理に適用できることがわかったことで、新たな展開も見えてきました。まったく別の分野で新しいアプリケーションが生まれる可能性もゼロではなく、異分野への応用展開も期待できると思います。

(2013/12/10)

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