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ネットジャーナル27

レーザスキャンから生成された環境の中で人間にとってのアクセシビリティを評価

――今後はどのような研究を進めていく計画ですか。

博士(工学)金井 理 教授

金井 大規模環境は、構造物や設備があるだけのものではなく、実際にはその中で人間が動き生活しているものです。人間にとってその環境が使いやすいか、支障なく利用できるかどうかを検証することにも私たちの技術が利用できるのではなかいと考えています。例えば、建物の中の階段の位置やステップの高さ、障害物の有無などが人間の歩行にどのように影響するかをシミュレーションするものです。現在研究を進めているのは、レーザスキャンから生成した環境の中に「デジタルヒューマン」という人間のモデルを投入して実際に歩行させ、例えば建物自体の使いやすさをデジタルヒューマンに評価させようという手法です(解説3)。現在は標準的な人間モデルでシミュレーションを行っていますが、将来的には高齢者や障害を持った方などのモデルも導入し、建物環境に潜む人間に対するリスクを推定し、よりよい実環境の構築に役立てたいと思っています。

(2014/01/10)

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