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ネットジャーナル34

MemcachedをFPGA化するフロントエンドコンピューティング

――具体的な研究事例を教えてください。

博士(工学)本村 教授

本村 まず、大規模分散処理環境におけるMemcachedの加速技術があげられます。Memcachedは、FacebookやTwitterなどのビッグデータサービスの根幹をなす分散キャッシュサーバです。本研究では、FPGAをサーバに活用し、バックエンドのCPU上のソフトウェアが担当してきた計算機能と記憶機能の一部をネットワークインタフェース部(フロントエンド)のFPGAで代替実行するアーキテクチャを開発しました(解説1)。

博士(工学)本村 教授Memcached処理をFPGA化する研究は既に行われていますが、バックエンド(サーバ本体)からフロントエンドに処理とデータをキャッシングし、両者が協調して対処するという方式は本研究が初めて提唱するものです。この考え方を一般化して他のサーバ処理にも適用することを狙っており、インターネット経由で送られてくるデータの一部をフロントエンドのみで処理することから「フロントエンドコンピューティング」、または瞬時にデータを判別・分類・加工することから「反射型情報処理アーキテクチャ」などと呼んでいます。

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