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ネットジャーナル52

企業との共同研究で設計・開発に必要な知見を蓄積
高度な実験環境で学生の教育にも貢献

――ノイズ発生のメカニズムやEMI対策技術の研究にはどのようなことが期待されているのでしょうか。

博士(工学)  小笠原 悟司

小笠原 今までの半導体デバイスでは数メガヘルツ程度のノイズについて考えれば良かったのですが、新しい素材が出てきたことで100メガヘルツの放射性ノイズが発生する可能性があることが分かってきました。実際にそれが使われた場合にどのようなことが起きるかをシミュレーションし、ノイズ発生のメカニズムをモデリングすることは、設計や開発の段階で非常に重要な要素になります。私たちは、その中でもメカニズムの解明や科学的な裏付け・検証といった学術的な面をしっかり押さえる役割を担っていると思います。

 

産業界に近い領域ですが、一般の人の目に触れるものではなく、どちらかというと目立たない分野です。パワーエレクトロニクス機器から発生するノイズを研究している機関は国内でもあまり多くありません。しかし、電気機器メーカーなど企業との共同研究が多く、企業の研究施設を活用できる点では学生にとって良い教育環境を提供できます。実機を使って実験ができると、シミュレーションをする場合にもその経験が活かせます。研究を続けながら随時論文の執筆・発表できる機会もあり、研究者としての成長にも貢献できると思います。

(2017/03/22)

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