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第124回八大学工学関連研究科長会議報告

標記会議は、大阪大学大学院基礎工学研究科が当番校となって、平成24年9月21日(金)、千里阪急ホテルにおいて開催されました。本学からは、馬場工学研究院長、名和工学研究院副研究院長・評議員、栗原情報科学研究科長、高橋情報科学研究科副研究科長が出席し、工学系事務部の構野事務部長、植西総務課長、情報科学研究科の不動事務課長が随行者として出席しました。

会議は、八大学工学系連合会の吉川事務局長の司会のもと、大阪大学大学院基礎工学研究科の岡村研究科長を議長に選出し、出席者の自己紹介を経て開催されました。

今回の会議では、文部科学省から高等教育局専門教育課の内藤敏也課長、金子実視学官、畑盛斗科学・技術教育係長が、また㈱日立製作所中央研究所の入江直彦企画室長が出席されました。

八大学工学系連合会が発足後の最初の常設会議としての八大学工学関連研究科長会議の開催であり、新しい会議の形となりました。すなわち、前半の2時間を連合会企画講演(文部科学省講演と産業界講演からなる)とし、後半に議事、各種報告などが実施されました。

連合会企画講演として、博士人材の課題と産業界との関係というテーマで、最初に内藤専門教育課長から「高等教育を取り巻く状況について」、引き続いて入江企画室長から「企業研究所における博士人材の活用と期待」と題したご講演を頂きました。

内藤課長の講演では、4つの項目について話がありました。①大学改革の主要課題は、教育の質の保証・向上、大学のミッションの機能別分化や連携の推進、大学の組織・経営基盤の強化であること。②教育の質の保証・向上に向けた取り組みとしては、まずは学部(学士)教育を高等教育の中心に据えて中教審で検討されて来ており、社会人としての基礎力と専門的知識などの学士力をつけることに重点を置き、将来の予測が困難な時代に向けて、これらを切り拓く人材育成が要求されているとのことでした。これに関連して、技術者教育の専門分野ごとの到達目標に関する調査研究を行い、結果がhttp://hneng.ta.chiba-u.jp:8080に掲載されているとのこと(別紙に電気電子情報通信の例を示す)。③大学改革実行プランについての説明があり、大学の機能の再構築とガバナンスの充実・強化が目標であり、社会を変革するエンジンとしての役割を期待しているとのこと。具体的な趣旨説明がまもなくなされるとのことです。④産学協働人材育成円卓会議についての説明があり、5月にアクションプランを出し、博士課程を中心にグローバル人材・イノベーション人材の育成につなげたいとのことです。アクションプランがやや抽象的であるとの問題意識を持っているとのこと。

産業界講演として日立の入江さんからは、日立製作所の主に中央研究所における研究の実態の紹介があり、その中で、博士人材がどのように係わっているかが紹介されました。また、近年の中央研究所の新入所員に占める博士の比率が50%を超えるレベルまで高まってきていることなどが紹介されました。博士人材は、一般に、大人であり、課題発見・解決能力に優れているとの評価であるとのこと。

後半の議事では、産業界講演とリンクして、博士人材教育に関して、各大学から、実情や取り組みについて紹介がありました。GCOEなどの終了に伴う就学支援、モチベーションの維持、国際化へ向けてのインフラ不足など、多くの問題点が指摘されました。

報告事項としては、

(1) 工学系連合会の運営状況について吉川事務局長から報告がありました。

(2) 工学系連合会の会計監査報告について吉川事務局長から報告がありました。

(3) 工学系連合会に設置された運営委員会の議事内容について吉川事務局長から報告がありました。

(4) 例年実施している達成度調査の準備状況について、仮想サーバーを用いたシステムにしたことに加え、システム整備が行われスマートフォンなどからの入力も可能になることなどが吉川事務局長から説明されました。

(5) 博士学生交流フォーラムの準備状況について、担当の東工大から報告があると同時に、各大学への参加依頼がありました。

(6) 8大学工学系連合会の会長に対して、世界工学会議の国内組織委員会委員への就任依頼があり、承諾したことが報告されました。

最後に、次回第125回の会議は、平成25年4月26日(金)に東京工業大学を当番校として開催し、第126回の会議は、平成25年9月20日(金)に京都大学を当番校として開催することが決定され、閉会となりました。

別添資料

(2012/10/03)

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