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研究科ニュース

新しい大学院生の皆さんへ贈る言葉

情報科学研究科入学式

みなさま,ご入学おめでとうございます。

今年は,183名の新修士の学生さんと,20名の新博士後期課程の学生さんが入学しました。現在,我々情報科学研究科には,600名程度の学生が所属しておりますので,その一員として,皆様が加わったということで,大変喜んでおります。

研究科の紹介をしますと,昨年より情報科学研究科は,「情報理工学専攻」,「情報エレクトロニクス専攻」,「生命人間情報科学専攻」,「メディアネットワーク専攻」,「システム情報科学専攻」の5専攻へと再編されました。その5専攻に所属する先生は94名で,皆さんの教育を担当します。

その他に,関連の学内機関としては,「量子集積エレクトロニクス研究センター」,「電子科学研究所」,「情報基盤センター」などが本研究科をサポートしてくれています。つまり,各センターの先生が,我々研究科の協力教員として,皆さんの教育を担当しています。さらに,科学技術振興機構, 物質・材料研究機構生体材料センター,日本電信電話株式会社,エヌ・ティー・ティー・ドコモ,日立製作所,宇宙航空研究開発機構,産業技術総合研究所などの,政府系研究所や民間研究所からも,連携講座の教員としてご支援いただき,皆さんの教育を担当していただいております。

情報科学研究科入学式

我々の「大学院情報科学研究科」は2004年4月に創設されました。つまり,今年4月からは11年目となります。世の中の移り変わりが激しいことのたとえで十年一昔といいます。その意味では,我々の研究科は,新しい時代に向かっての第2ステージに立っているようにも感じております。実は,北海道大学は,昨年9月に,スーパーグローバル大学トップ型13校に選ばれました。その意味は,今後10年間で,我々の大学は,世界トップレベルの大学として,研究・教育を推進すべきであるということで,トップレベルの研究を行うことやグローバルな教育を積極的に進めることが必死となり,それに関連した新しいプログラムが今後次々と始められます。

情報科学研究科では,先月において,トップランナープログラムを実施しました。3月上旬には,フィンランドのタンペレ大学からアカデミーの教授などをお呼びして,ヨーロッパにおける最先端映像・画像処理のお話や,グローバル教育の話。3月下旬には,オーストラリアのマッコーリー大学から最先端医療情報科学のお話や,半数以上が留学生の大学におけるグローバル大学院教育の話などをお聞きしました。我々の研究科でも,英語だけで修士や博士を修了する英語専修コースが考えられております。また,多くの留学生を迎え,皆さんを海外に積極的に派遣するプログラムも始まります。ここにいる皆さんは,スーパーグローバル大学トップ型とは何か,グローバル化とは何かを,在学中に,身を持って経験するのではないかと思います。

先ほど,十年一昔という言葉を紹介しました。教育や研究の現場ではたしかにそのように感じます。でもしかし,我々のとりまく世界や社会は,そうでしょうか。皆さんは,iPhoneというスマートフォンがいつ生まれたのか,ご存知ですか。2007年に初めて紹介され,世界に向けて2008年7月に販売が開始されました。つまりこの7年間で,世界中の携帯電話が,スマートフォンに変わりつつあります。自動車やテレビが普及するのに100年以上もかかっているのに,情報科学の技術革新は驚くほど早いように見えます。さらにそれらの技術は,分野を超えて,医療,福祉,農業,水産業など,様々な領域で活用されています。皆さんには,この最先端の情報科学の技術を学んでいただき,新たなる応用に向けて研究し,また革新的な技術を創出し,例えば異分野の技術との融合により,新たなる分野を創造していただきたいと思います。

北海道大学の基本理念は,「パイオニア精神 Frontier Spirit」,「国際性の涵養 Global Perspectives」,「全人教育 All-round Education」,「実学の重視 Practical Learning」でございます。これらの基本理念を是非実践していただき,情報科学の分野におけるイノベーションを引き起こしていただければと思います。

最後になりましたが,有意義な大学院での研究生活を楽しんでくれるよう,心から祈っております。

平成27年4月

情報科学研究科長 宮 永 喜 一

(本記事は,4月1日に挙行された情報科学研究科入学式での研究科長挨拶に基づき,新規に書き下ろしたものです。)

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