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研究科ニュース

2016年の年頭にあたって

新年,あけましておめでとうございます。

旧年中は皆様に多くのご支援を頂き,誠に感謝しております。本年もよろしくお願いいたします。

今年のお正月は,雪も少なく,暖かく,天気の良いすごしやすい毎日でしたが,皆様には十分休養など取れましたでしょうか。

皆様もご存知のように,北海道大学では,2014年後半に採用されたスーパーグローバルユニバーシティ(以下SGUと省略)のプログラムが,2015年より本格的にその活動が開始されています。SGUでは,世界の課題解決を牽引するグローバル人材を育成するためのNITOBE教育システムの確立,異分野連携ならびに海外のトップ大学との連携による国際大学院群の新設,海外の大学と連携して国外において北海道大学の授業を開講するラーニング・サテライト,世界から北大キャンパスに集まる学生を教育するサマー・インスティテュートなど,北大の国際化のためのいくつかの事業が計画されています。

それらの事業を支える組織についても,新たなるグローバル化のアプローチが掲げられています。まず,4学期制やグローバル化したGPA制度などを含めた教学マネジメント。さらに,クロスアポイントメントや年棒制などを含めた柔軟で活性化された人事制度。これらの枠組みはすでに構築されており,今後は,どの程度広く受け止められるか,どのように深化するかが問われます。

3つ目は,国際対応力の高度化です。教育・研究・業務全般に係わる総合的な国際対応力の高度化を意味しており,英語による講義や講演会などのサポートを十分できるような組織を意味します。4つ目は,国際広報力の強化です。これは「北海道大学アンバサダー」や「北海道大学パートナー」をOB/OGを中心に広く海外に求め,北海道大学の広報活動をしてくれる北海道大学コミュニティーを作ることです。

これらを背景に,グローバル化された,より魅力のある大学に向かっての新しい取り組みが積極的に進められています。

我々の情報科学研究科に関連する事項を見てみますと,SUGの事業にある国際大学院群として,「ビッグデータ・サイバーセキュリティに関する異分野国際連携研究拠点」が4月1日より発足します。いわゆる,GI-Coreという総長直轄組織の中の,新GI-stationとなります。この研究拠点は,本研究科だけではなく,情報基盤センター,北大附属病院,電子科学研究所などの学内他部局のほか,マサチューセッツ大学などの海外,特にアメリカの大学との連携を強化して,世界最先端の研究拠点を形成いたします。

この研究拠点の構想は,本研究科が従前より描いていた将来構想の一部でございまして,4月1日からは,それが実質的に始動します。また,その関連として,2018年には,本研究科を改組し,新学院・研究院を立ち上げる予定です。そこでは,日米連携の新専攻が生まれ,世界で活躍する博士や修士の学位を持つ優れた研究者・教育者を育てる,多元的人材育成教育プログラムが具体化されます。

実は,我々が描いている将来構想の中で,いままでに十分な検討がされていなかった事柄が1つあります。「産学官連携によるイノベーション創出」です。これは,研究科や大学の枠にとどまらず,最先端研究や実用化研究を他の機関と一緒に取り組み,速やかに成果を挙げ,新しい社会に貢献することを目指しています。先ほどの,「世界最先端研究拠点」や,「新学院・研究院」とも密接に関係するとは思いますが,実際にどうするか,皆様と検討を始めてみたいと考えております。

最後になりましたが,優れた研究成果を生み出し,洗練された人材育成を実現するには,健全な心と健康な体が必要です。皆様のご健勝と,大いなるご成功を祈念して,新年のご挨拶とさせていただきたいと思います。

平成28年1月

北海道大学大学院情報科学研究科長  宮 永 喜 一    

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