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新しい大学院生の皆さんへ贈る言葉

情報科学研究科入学式

みなさま,ご入学おめでとうございます。

今年は,173名の新修士の学生さんと,34名の新博士後期課程の学生さんが入学しました。現在,我々情報科学研究科には,600名程度の学生が所属しておりますので,その一員として,皆様が加わったということで,大変喜んでおります。

現在の情報科学研究科は,「情報理工学専攻」,「情報エレクトロニクス専攻」,「生命人間情報科学専攻」,「メディアネットワーク専攻」,「システム情報科学専攻」の5専攻構成で,先生は88名の教授・准教授・助教の先生で教育を担当しています。

実はその他に,関連の学内機関としては,「量子集積エレクトロニクス研究センター」,「電子科学研究所」,「情報基盤センター」が本研究科の協力講座として,教育研究のサポートをしてくれています。さらに,国立研究開発法人 物質・材料研究機構,日本電信電話株式会社,エヌ・ティー・ティー・ドコモ,日立製作所,宇宙航空研究開発機構,産業技術総合研究所などの,政府系研究所や民間研究所からも,連携講座の教員としてご支援いただき,本研究科の教育・研究を担当していただいております。

情報科学研究科入学式

皆さんの中には,北大の学部を卒業して,そのまま大学院に進学している人が多いと思います。一方では,他大学や国外から,あるいは企業に在籍をしたままで入学されている皆様もここにおります。

そこで,現在北大全体で進められているスーパーグローバルユニバーシティ。通称SGUのお話をさせていただきます。時々新聞紙上などでは,北大が,SGUのType A型に採用され,世界大学ランキングトップ100を目指す力のある,世界レベルの教育・研究を行うトップ大学として認められ,その実現に向かって事業を進めているという話題が上げられています。「世界大学ランキングトップ100」を目指すというのは,数値目標があってわかりやすく,マスコミ受けしそうな話題ですので,そのように取りざたされているようです。

しかし,皆さんの目線から見た時のこの事業とは何かを紹介したいと思います。1つ目は, NITOBE教育システムです。この中で,NITOBEスクールという教育プログラムがあります。情報科学研究科の大学院の学生として所属しながら,別の教育プログラムを学ぶことのできるものです。そこでは,英語教育から,海外留学・インターンシップなど,国際性の涵養を目指した教育が進められています。

2つ目は,異分野連携ならびに海外のトップ大学との連携による国際大学院群の新設です。実は,本日4月1日より,情報科学関連の国際連携研究教育局(GI-CoRE)というのが発足します。具体的には,アメリカのマサチューセッツ大学の情報・計算機科学の複数研究室と我々情報科学関係,医学関係の先生との国際共同研究が組織的に始まります。もしかしたら,博士後期課程の学生さんには,すぐにでも,その国際共同研究のメンバとしてのオファーがあるかもしれません。

3つ目は,海外の大学と連携して国外において北海道大学の授業を開講するラーニング・サテライトです。これは皆さんが,海外の大学に訪問し,北大の講義をそこで受け,同時に先方の大学の講義を取り,修了要件の単位を取得することです。4つ目は,世界から北大キャンパスに集まる学生を教育するサマー・インスティテュートです。これは,今年から始まる4学期制のうち,主に夏タームに実施される,国際大学院の科目です。海外の学生さんとともに英語の専門科目を北大キャンパスで学ぶことになります。3つ目と4つ目は,現在情報科学関係の科目を準備中であり,本格的な運用は来年度以降になりますが,他の学部例えば,工学院などは一部運用が始まります。どのような科目が並んでいるのか,興味があったら見てみてください。

このように,大学全体を挙げて教育や研究の国際化,グローバル化が進められています。特に,先ほど紹介した情報系のGI-CoRE は,ビッグデータ・サイバーセキュリティに関するGI-stationを創設するということで,すでに国内外で注目されており,そこから得られる成果は,今後,ここにいるすべての学生さんの研究活動に対して良い影響を与えるものと思っています。

北海道大学の基本理念は,「パイオニア精神 Frontier Spirit」,「国際性の涵養 Global Perspectives」,「全人教育 All-round Education」,「実学の重視 Practical Learning」でございます。先ほど述べましたSGUは,それらの理念を具体化した1つのプログラムです。このように様々な機会をうまく活用していただいて,皆さんの研究活動の中で,情報科学の分野におけるイノベーションを引き起こしていただければと思います。

最後になりましたが,有意義な大学院での研究生活を楽しんでくれるよう,心から祈っております。本日は,誠におめでとうございます。

平成28年4月

情報科学研究科長 宮 永 喜 一

(本記事は,4月1日に挙行された情報科学研究科入学式での研究科長挨拶に基づき,新規に書き下ろしたものです。)

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