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研究科ニュース

新しい大学院生の皆さんへ贈る言葉

情報科学研究科入学式

みなさま,ご入学おめでとうございます。

今年は,187名の新修士課程の学生さんと,32名の新博士後期課程の学生さんが入学しました。現在,我々情報科学研究科には,約600名程度の学生が所属しておりますので,その一員として,皆様が加わったということで,大変喜んでおります。

現在の情報科学研究科は,「情報理工学専攻」,「情報エレクトロニクス専攻」,「生命人間情報科学専攻」,「メディアネットワーク専攻」,「システム情報科学専攻」の5専攻構成で,先生は95名の教授・准教授・助教の先生で教育を担当しています。

その他に,関連の学内機関としては,「量子集積エレクトロニクス研究センター」,「電子科学研究所」,「情報基盤センター」が本研究科の教育と研究指導に関するサポートをしてくれています。さらに,国立研究開発法人物質・材料研究機構,日本電信電話株式会社,エヌ・ティー・ティー・ドコモ,日立製作所,宇宙航空研究開発機構,産業技術総合研究所などの,政府系研究所や民間研究所からも,連携講座の教員としてご支援いただき,皆さんの教育・研究を担当していただいております。

情報科学研究科入学式

まず初めに,皆さんは,北海道大学の基本理念というのをご存知でしょうか。4つあります。「フロンティア精神 Frontier Spirit」,「国際性の涵養 Global Perspectives」,「全人教育 All-round Education」,「実学の重視 Practical Learning」です。フロンティア精神とは,それぞれの時代の課題を引き受け、敢然として新しい道を切り拓いていくべきとする理想主義を意味します。国際性の涵養とは,異文化理解能力を養い、外国語を学び,コミュニケーション能力を高め、国際的に活躍できる人材となることを意味します。全人教育とは,専門的知識を活用するための総合的判断力と高い識見を備えた人材育成の基盤としての教養を身につけることを意味します。実学の重視とは,基礎研究のみならず応用や実用化を重んじ研究成果の社会還元を重視するという意味です

現在北大全体で進められているスーパーグローバルユニバーシティ。通称SGUと呼ばれるプログラムの中で,我々情報科学研究科が進めているプロジェクトを紹介します。昨年より,情報科学関連の国際連携教育局(GI-Core)というのを創設しました。これは異分野連携研究・教育を実施し,海外のトップ大学との国際共同研究を行う拠点で,GSBと呼ばれるビッグデータ・サイバーセキュリティ研究拠点です。最初に,アメリカのマサチューセッツ大学の情報・計算機科学と我々情報科学関係,医学関係の先生との国際共同研究が始まりました。今年は,さらにその連携をアメリカの他大学やオーストラリアの大学に拡大し,臨床情報科学,未来ネットワーク・IoTなどの分野での研究教育が開始されます。

このように,我々も含めた本学では,国際化,グローバル化が様々なレベルで進められています。世の中では,AI, ビッグデータ,IoT,ロボットなど,スマート社会と呼ばれる,高度に情報化された世界の実現に向かって,様々な取り組みが行われています。その中心となる分野が,情報科学であり,今後はあらゆる領域で,我々の知識や技術が活用される時代となります。

これらの環境は,ここにいる皆さんすべてに対して,大きく飛躍するチャンスとなります。本大学院において,幅広い教養を身に着け,最先端の研究とそれに伴う優れた実学を学んでいただきたいと思います。フロンティア精神に基づく,グローバルな人材になっていただければと考えます。

最後になりましたが,有意義な大学院での研究生活を楽しんでくれるよう,心から祈っております。

平成29年4月

情報科学研究科長 宮 永 喜 一

(本記事は,4月3日に挙行された情報科学研究科入学式での研究科長挨拶に基づき,新規に書き下ろしたものです。)

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