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2019年の年頭にあたって

情報科学研究科教職員の皆様、新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は皆様に多くのご支援を頂き、誠にありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。

さて、30年以上続きました平成の時代が本年4月30日で幕を閉じ、5月1日より元号が新しくなります。年頭に当たりまして、今年、新しい時代を見据えた上で、重点的に取り組みたいと考えておりますことを3つ申し上げたいと思います。

まず1つ目は、4月より本研究科の組織が、情報科学院・情報科学研究院に変わりますので、この新しい組織への移行をスムーズにかつ確実に実施していくことであります。昨年は、設置認可の関係で入学試験が予定よりも2か月以上遅れはしましたが、皆様のご協力により大きな混乱もなく無事試験を実施することができました。また、入学予定者数も、2月に二次募集が予定されていますが、すでにほぼ例年通りの人数を確保することができており、4月からの情報科学院の教育を予定通りスタートできる見込みとなっています。ただ、これまでの研究科の教育システムとは異なる点がいくつかございますので、今一度、新システムの教育内容をご確認いただき、学生教育に支障のないよう準備していただければ幸いです。

2つ目は、今年は第3期中期目標期間における4年目、すなわち6年間の中期目標期間の後半に入ります。従って、そろそろ第4期中期目標期間を見据え、部局としての概算要求事業の検討に着手すべき時期に来ていると思っています。また、ビッグデータ・サイバーセキュリティ・グローバルステーション(GSB)も事業期間が、やはりあと3年となっており、3年後この事業をどのように進化・継続させていくかについても併せて検討に入れていかなければなりません。幸いにして、4月からは学院・研究院化、1専攻5コース体制となりますので、教育組織の改編や他部局との連携は、今後、比較的柔軟に行えるようになります。教職員各位のお知恵を頂戴しながら、第4期に向けた新しい枠組みの構築に挑戦していきたいと思っています。

3つ目は、新しい時代を担う若手研究者をどのように獲得し、また育成していくのかについて真剣に取り組んでいかなければならないと思っています。運営費交付金は年々減少し、人件費ポイントも限られている中、何もしなければ、教員が定年退職した後でなければ新しい人事を起こせないという事態になってしまいます。よりアクティブに人事を動かせるよう、本研究科の強みである産学連携に伴う資金の活用やクロスアポイントメント、テニュアトラック制度等を通して、若手人材を獲得・育成できるような新しい仕組みを提案していきたいと考えています。

以上、3つの重点的な取り組みについて申し上げました。今年は「イノ」シシ年ですので、新しい「イノ」ベーションを本研究科から創出できるよう、1年間、努力したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

簡単ではございますが、年頭に当たってのご挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

平成31年1月

北海道大学大学院情報科学研究科長  北  裕 幸    

(本記事は1月7日に開催された情報科学研究科新年会での研究科長挨拶に基づき、新規に書き下ろしたものです。)

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