大学院博士課程 of Systems Science and Informatics, Hokkaido University

システム情報科学専攻の所属する情報科学研究科では，博士後期課程の修了要件を以下のように定めています．

修士課程で修得した主専修と副専修の２つの専門分野の科目群の他に，もう一つの科目群を４科目(８単位)以上修得すること．ただし，博士後期課程から本研究科に入学した場合は，所属専攻の科目も履修することができます．なお，この単位はシステム情報科学別研究第一(８単位)として指導教員がまとめて認定します．

指導教員から研究指導を受け，システム情報科学特別研究第二(２単位)を修得すること．

博士論文を提出し，論文の審査及び試験に合格すること．

記博士論文の提出にあたっては次の資格を満たすことが必要となります．

• 当該博士論文を提出する前に査読付学会誌等に印刷公表された論文（原則として博士論文に関連ある論文であり，掲載決定の論文を含む）が原則２編以上あること
• 指導教員との連名公表論文があること

なお，別の業績をもって上記の印刷公表論文相当とみなすことができる場合があるなど，より細かい規定が別に定められています．指導予定教員あるいはシステム情報科学専攻専攻長にお問い合わせ下さい．

原則として在学期間は３年間ですが，優れた研究業績を上げた者については，在学期間を最長２年間短縮(すなわち，在学期間１年間) することができます．より詳しくは，指導予定教員あるいはシステム情報科学専攻専攻長にお問い合わせ下さい．

原則として，博士後期課程の修了者には，「博士（情報科学）」の学位が授与されますが，論文の内容等によっては，「博士（工学）」の学位として申請することもできます．より詳しくは，指導予定教員あるいはシステム情報科学専攻専攻長にお問い合わせ下さい．

情報科学研究科では，遠隔地に居住する，学習時間に制限のある社会人大学院生や一般学生の講義履修を実施する環境を整備するため，eラーニング教材を提供しています．社会人特別選抜の博士後期課程学生は，eラーニング教材の受講によって，システム情報科学別研究第一(８単位)を修得することもできます．詳しくは，社会人教育プログラムのページを参照してください．

情報科学研究科では，グローバルCOEや 大学院GP事業の一部として，博士後期課程の大学院生をリサーチアシスタント(RA)として採用することにより経済的支援を行う事業を実施しています．

情報科学研究科では，就職企画室を設け，学生の就職や進学といった，卒業・修了後の進路に関することがらに関して，支援を行っています．博士後期課程の学生に対しても，学部や修士の学生と区別なく支援を行っております．博士課程の学生への求人は，最近は非常に多く，修士の学生との差は無くなってきています．むしろ，修士とは異なり，より専門性の高い能力を生かせるキャリアも，ひとつの選択肢として考えることができるというメリットがあります．システム情報科学専攻の場合には，企業(電機，電力，運輸等)の研究所，大学教員など，研究職として活躍するケースが多いのが特徴です．