CG班では、2D画像を用いた3D表示やモデリングに関する研究、VRを用いた研究など、幅広くCG分野を取り扱っています。

VRアプリケーションを開発するための技術であるWebVRを用いたWebサイトでは，360度見渡すことが可能です(360度Webサイト)。 この技術の派生形として、JavaScriptやHTMLのタグを利用した360度Webサイト作成方法があります。
本研究ではHTMLをVR上に低コストで適用する手法として、HTMLの属性に着目した方法を提案しています。
個人(初学者)が簡単にVRサイトを制作できる手法を研究することで、多くの360度Webサイトが生まれ、VR参入の裾野が広がることが期待できます。

VR上での落下感誘起を目的とした視覚刺激に関する研究を行っています。 VRを使ってバンジージャンプなどの落下体験ができるコンテンツがありますが，なぜ落下感が生じているのかについては明らかになっていません。
この研究ではどのような条件が落下感を引き起こすのかを検討し，その条件を用いて落下感の高いコンテンツを制作しています 。

VR空間で買い物をするVRショッピングには様々な形態が存在します。
本研究では、商品棚がなく実店舗を模さないVRショッピングに焦点を当て、システムのユーザビリティやユーザの購買体験に関する調査を行っています。 重力の影響を受けないVR空間ならではのショッピングシステムの特性を理解することで、より幅広い購買空間の表現が可能となり、ユーザへの新しい購買体験の提供につながることが期待されます。

キャラクターイラストの特徴の一つに、パーツサイズ（頭身・四肢の長さ）が多様であることが挙げられます。
本研究では、キャラクターイラストに特化した3Dモデル生成手法を提案しており、「メッシュ生成・自動修正・インタラクティブ修正」の３段階により、キャラクターのパーツサイズを考慮した3Dモデルの作成が可能となりました。 この手法により3Dモデルの作成を効率化・簡易化することで、初心者でも簡単にモデルを作成することができます。