フィールド情報学とは空間的と時間の広がり中に多様さと複雑さをもったもの-そうしたものをわたしたちはフィールド(Field)という言葉で表現しています.農耕地や森林,工場システム,電力システム,ロボットシステム,エレクトリックデバイスの電磁界など,一見すると全く違ったものが,フィールドという観点からは共通した性質が見えてきます.そのフィールドに対して,モデリング,アナリシス,シミュレーション,コントロール,モニタリングなどの先端的な情報技術を適用して,情報強化されたフィールドを構成する方法論を確立したい,それがフィールド情報学の目指すところです. |
サイバーフィールドの構築に向けて情報の世界の中に,実フィールドと情報面で等価なものを作り込む-それが,サイバーフィールドです.たとえば,実フィールドの様子をサイバーフィールドにより観察したり,サイバーフィールドを使って実フィールドの将来を予測したりすることが考えられます.こうしたサイバーフィールドを実現するためには,
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サイバーフィールドリサーチラボラトリ(CFRL)フィールド情報学の研究教育の活動拠点として,システム情報科学専攻では平成17年度よりサイバーフィールド・リサーチラボラトリ(CFRL)を開設しています. CFRLは当初,工学部L棟1階L-115の旧電動機実験室を改修して開設され,平成21年に現在の工学部L棟3階L-359に移設されました.この部屋の中には,以下にあげるような充実した設備が設置され,サイバーフィールドに関係する研究教育に利用されています.右は旧CFRLをDeltaSphere 3000で全方位スキャンして計測された点群から構成したディジタルモデルです.
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