
Q.出身地と出身大学を教えてください。
A. 高知県の出身で東京大学を卒業しました。

Q. 学生の頃は、どのような学生生活を送っていましたか。
A.あまり自慢できないのですが、サークル中心の生活でした。比較的大きな規模のテニスサークルに所属していたので、4年生の夏までテニス漬けでした。他のテニスサークルとの間で大きな大会があり、レギュラーになれるように頑張っていましたが、残念ながら…なれませんでした。
Q. いつ頃から電子工学の道に進もうと思っていたのですか。またそう思うようになったきっかけはどのようなことだったのでしょうか。
A.小学生の時に、電子ブロックというおもちゃでよくで遊んでいました。また、友達のお父さんがテレビを修理していたところを見たことがありました。そういったことから、小さい頃から半導体やデバイスといったものに興味がありました。
Q.電気電子工学コース(学部),情報エレクトロニクス専攻(大学院)はどういったコース(専攻)なのでしょうか.
A.
PC、カメラなどの、我々の生活に密接につながっているデバイスを作っているところが面白い学科です。特にこのコースは基礎的な部分でそれらを支えています。他には、会社を経験した実績のある先生が多いため学校内だけではなく、社会とのつながりが豊富なコースです。
Q. 電気電子工学コースや情報エレクトロニクス専攻で勉強や研究をした方が良いと思われる学生はどのような学生でしょうか。
A. モノづくりに興味のある学生ですね。世の中に役に立つモノ、新しいモノを作ることが面白いと考える学生には来てもらいたいです。
Q.現在,先生はどのような研究をされているのでしょうか。
A.化合物半導体のナノ構造の作製と、それを使ったデバイス応用を研究しています。特に最近はナノワイヤーについて興味があります。
Q. この研究は将来どのようなことに役立つのでしょうか。
A. 半導体ナノワイヤーなどを大規模集積回路(LSI)に応用することで、今より高性能なCPUなどが作れるようになります。それらは,私たちの生活のいろいろなところに使われるはずで、それにより私たちの生活はますます豊かになります。高性能といっても、ただ演算の処理速度が速くなるといったことだけでなく、省エネルギー性能や、小型化による携帯性などの性能が向上します。現在よりさらにエレクトロニクスが身近なものになるでしょう。
Q. そのような研究を行うにはどのような勉強をしたら良いですか。
A. 直接関係する科目は物性工学、半導体デバイスです。これらの科目を理解するには物理、化学、数学などの基礎的な科目を勉強していることが必要ですね。
Q. 先生の研究室では現在どれくらい学生が研究にたずさわっていますか。
A. 博士後期課程の学生さんが2名、修士課程の学生さんが6名、学部の学生さんが4名の計12名が研究室に所属して半導体の勉強やナノワイヤーの研究をなどを進めています。
Q. 先生は研究室ではどのように学生と接していますか。
A. 厳しく接しています(笑)。放任なところもありますが、『やらなければならないことに関しては厳しく!』がモットーですね。研究以外では、ジンパや飲み会を行うことがよくありますね。
Q. 研究室に在籍していた学生の就職先はどういったものがありますか。
A. 日立、三菱電機、キャノン、ゼロックスといった電機メーカーが多いです。他にも回路設計の日本テキサス・インスツルメンツや大日本印刷といった会社にも就職した人もいます。就職活動は早い段階ですんなりと終わっています。

Q.分属コース選びや研究室選びをしている学部生に対してメッセージをお願いします
A. エレクトロニクスは重要な分野です。かつては、この分野は日本が世界のトップでしたが、今は違います。他の国と埋没しかねない状況にあります。これは日本が落ちてきたというよりも、他の国が追いついてきたと考えています。そのことを見ても世界的にこの分野が重要視されていることが分かります。これからは世界の人たちと協力したり競争したりしながら新しいエレクトロニクスを切り拓いて行く必要があります.
また、高校で情報の授業があったかと思いますが、このコースでの研究は情報技術の基盤となるデバイスなどを実際に材料から作り上げたり,集積回路システムを設計したりなどのモノ作りが多いので,それとはまったく違った面白さがあります。
ありがとうございました. (取材:大石(M1),photo:樋浦(B4) 2011.8.9)
Q.出身地と出身大学を教えてください。
A. 札幌生まれ、横須賀育ち、北大工学部電気工学科出身です。未だに卒業できていないです(笑)。
(注:2004年に組織の変更があり電気工学科が無くなりその一部が電子情報コースになりました.)

Q. 学生の頃は、どのような学生生活を送っていましたか。
A.真面目な学生でした。授業は最前列で受けていましたよ。そのせいか、今でも学会などでは最前列に座ってしまいます。
Q. いつ頃から電気工学の道にに進もうと思っていたのですか。またそう思うようになったきっかけはどのようなことだったのでしょうか。
A.小さい頃から”博士”に憧れていました。鉄腕アトムのお茶の水博士とかの影響ですね。その頃から科学者というものはとても面白いものだろうと考えていました。研究分野を決めたのは指導教員の講義を聞いて基礎理論に惹かれたからです。
Q.電気電子工学コース(学部),情報エレクトロニクス専攻(大学院)はどういったコース(専攻)なのでしょうか.
A.
このコースで学ぶ内容は、最新技術を知ろうと思ったら必ず必要になる内容なので何にでも通用します。研究内容は、授業で習ったことが頭の中でアニメーションのように思い描けたら、研究も進むと思います。
Q. 電気電子工学コースや情報エレクトロニクス専攻で勉強や研究をした方が良いと思われる学生はどのような学生でしょうか。
A. 今までわからなかったことをきちんと説明して、どのように使うべきかを考える人は電子情報コースに来るべきだと思いますね。そういう人はこのコースにバッチリ合っていると思います。
Q.現在,先生はどのような研究をされているのでしょうか。
A.プラズマについて研究しています。詳しくは、計算機シミュレーションを使用して複雑なプラズマ現象を単純な素過程の組み合わせとして理解・説明する、という内容です。プラズマは中身がごちゃごちゃしているのでよくわかっていないのです。そこで、シミュレーションを使って予想できるようにしたいと考えています。
Q. この研究は将来どのようなことに役立つのでしょうか。
A.替わる技術があまりない、半導体の製造装置に主に使われています。他にはレーザーや核融合なんかにも使われています。この研究は今以上にプラズマ装置の効率的な制御の指針を得ることに役立ちます。
Q. そのような研究を行うにはどのような勉強をしたら良いですか。
A. 電磁気学、電気回路、物理、化学といった基礎科目です。数学は必要なところで十分です。
Q. 先生の研究室では現在どれくらい学生が研究にたずさわっていますか。
A. 16~17名程です。
Q. 先生は研究室ではどのように学生と接していますか。
A. 『学生は研究の仲間だと考えている』ので、研究者として対等に接し、着想や意見を尊重しています。研究以外としては、私の研究室は飲み会が多いです(笑)。一緒に餃子を作るといったことなんかもよくしますね。学生の方から飲みの誘いがあれば、ほいほいとついていってしまいます(笑)。そういった席では趣味などの雑談もよくしますよ。
Q. 研究室に在籍していた学生の就職先はどういったものがありますか。
A. 関係業界全般に制限なしで就職しています。例えば、電機メーカー、通信、ソフト、社会基盤などですね。すんなりと就職は決まっています。

Q. まだ研究室に在籍していない学部生に対してメッセージをお願いします
A. 修士課程、博士課程へと進学し、研究職につきたいと思っています。動機は、電子情報コースでの講義や実験を通して、研究の面白さを実感できたからです。
Q. 進路の決まっていない1年生に向けてアドバイスがありましたらお願いします。
A. 私はシミュレーションを行っているのでプログラミングが中心になっていますが、あくまで研究のための道具だと考えています。計算の手順などをどのように進めていくかを書いていくだけです。ただその際に、手順を誤解なくどのようにはっきりさせていくか、といったことは他のことでも必ず必要な技術です。論文や技術報告書など、科学技術の世界の文書すべてに通じます。プログラミング自体は道具であり、そんなに大変なことではないと思います。
また、エレクトロニクスはあらゆる分野を支えており、どの業界にでも行くことができます。将来の仕事を考えた場合、根っこを押さえているのはエレクトロニクスなのです。
ありがとうございました. (取材:大石(M1),photo:樋浦(B4) 2011.8.9)