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No.2 ランプ負荷装置(システム統合学研究室)
100V60W電球が50個搭載の直流負荷

情報科学研究科棟の地下1階,学生実験室でシステム統合学研究室の技術職員,石川貞夫さんにお話をうかがいました.
これはいったい何ですか?
電球負荷とかランプ負荷装置とか呼ばれるものです.片面に60Wの電球が5個×5列で25個,裏表あわせて50個の電球が着いています.負荷,つまりは電力を消費する装置です.
なんだかとても古いものに見えますね.
そうですね.たぶん昭和30年代くらいにはあったのではないでしょうか.枠は木で出来ていますが,おそらく北大工学部の中の木工の技官の人が製作したのではないかと思います.天板は絶縁体のベークライトで出来ています.
これはまだ動くのですか?
まだまだ現役で動きます.電流を流してみましょう.(装置上面のブレーカを入れて)ほら,下段から順に明かりがつきます(上の写真右).1つのブレーカで10個の電球のON/OFFを切り替えることができます.それと上面のハンドルで最上段の電球10個を一つずつつけていくことができるので,0~50個の任意の電球を負荷としてつなげることが可能です.
普段は使っていないのですか?
3年生の後期の学生実験,システム情報実験2の中の電動機の実験の中で直流負荷として使います.古い先輩たちにもなじみのある装置ですよ.
まだまだ活躍できそうですね.
そうですね.ただ,これから先,LED電球などが普及して白熱電球が手に入りにくくなることがあるかもしれません.ただ,電球を点灯させている時間は照明器具と比べるとごく短時間なので,電球はかなり長持ちします.

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