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学生コラム「ISTラウンジ」

本研究科在学生のコラムです。日頃の学生生活の中で感じたことや考えたことなど,さまざまな話題をお届けします。

X線自由電子レーザーで観るナノレベルの世界

写真:川村さん

生命人間情報科学専攻
生体機能工学講座
バイオナノ工学研究室
修士課程1年
川村 仁志
(神奈川県藤沢市出身、2013年度入学)

X線を使って試料のナノレベルの構造や構造変化を観察したい、それが私の所属する「バイオナノ工学研究室」で目指していることです。

その中でも私の研究は、電子顕微鏡など既存の顕微法では観察することが難しい試料などを観察出来る顕微法を開発し、溶液中の細菌や膜たんぱく質などを観察することを目標にしています。この研究の中で、私は溶液試料を封入できるサンプルホルダの開発・作製を行なっており、主に北キャンパスの創成科学研究機構内にあるクリーンルームで作業をしています。

また年に数回、兵庫県にあるX線自由電子レーザー施設SACLAに行って実験を行なっています。このX線自由電子レーザーの施設は世界に2ヵ所しかないので、X線自由電子レーザーを使って実験をすることはとても貴重です。そのため、使用出来る時間には48時間ほぼ不眠で実験を行ないます。私は学部4年生の頃から、SACLAに行って実験を行なっています。時には、ごく限られた時間の中で結果を出さなければいけないというプレッシャーを感じることもありますが、世界最先端の実験施設で実験出来ることにやりがいも感じています。

そんな私の研究室は北キャンパスの電子科学研究所に所属しています。今年度が4年目のまだ新しい研究室で人数もあまり多くはありませんが、個性的なメンバーが揃っており楽しい研究生活を送っています。また、外国人の先生や、留学生もいるのでゼミはほぼ全て英語で行なっています。そのため、英語に対するためらいが徐々に和らいでいける事もこの研究室の魅力だと思います。人数が少ないといってもここ1年間で人数は8人から13人まで増え、春には円山公園での花見を行なったり、夏には研究室旅行を企画していたりします。

このようにまだまだ成長する余地がたくさんあるこの研究室での生活は苦労することもありますが、もちろん学ぶこともたくさんあるので、この貴重な時間を社会に出てからも生かしていけるように頑張りたいと思っています。

(2013/06/18)

観察試料の封入作業中の写真 SACLAの実験ハッチでの写真
観察試料の封入作業中の写真 SACLAの実験ハッチでの写真

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