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「スピンが拓く新しい世界」

写真:野村 譲さん

情報エレクトロニクス専攻 集積システム講座
電子材料学研究室 修士課程1年

野村 譲 (東京都足立区出身、2014年度入学)

情報エレクトロニクスはコンピューティングなどの電子情報処理とインターネットによる情報伝送により成り立っています。後者は光通信により行われますが、電子情報と光情報を相互に変換するためには半導体の持つ光電変換機能が必要不可欠です。また、LEDやレーザなど多くの半導体光デバイスが世の中に普及しており、私たちの生活に役立っています。私の所属する電子材料学研究室では、この電子と光を繋ぐためのエレクトロニクス材料を研究しています。まず消費電力を大きく減らす必要があり、そのためには量子ドットと呼ばれる直径数ナノメートルの非常に小さな半導体材料が有用です。さらに将来の情報エレクトロニクスに向けて、待機電力なしに情報が保持できる電子のいわば磁石としての性質であるスピンを利用することも重要です(スピントロニクスと呼ばれています)。そこで私は、量子ドットに電子スピンを注入することにより、電子の持つスピン情報を光情報に変換して伝送する新しい光デバイスを目指した研究を行っています。

研究をしていてもなかなかうまくいかず実験が無駄になることも多々ありますが、良い結果が出た時にはその分だけ大きな喜びを得ることができやりがいを感じます。

また先日は、米国アリゾナで開かれた国際会議にも参加しました。海外の国際会議で発表することは、修士の学生でも世界の第一線で活躍する研究者達と交流することであり、非常に良い刺激になりました。英語の壁があり大変でもありましたが、自分を成長させることができると実感できました。

研究室では週一回、学生ゼミと研究打合せを行っており、プレゼンテーション能力も鍛えることができます。また、研究室の雰囲気は和気藹々としており、先輩や先生方との距離が近く何でも話すことができます。研究活動だけではなく、定期的に懇親会やバーベキューなどを行っており、非常に充実した学生生活を送っています。

写真1:日頃の実験風景
写真2:分子線エピタキシーに関する国際会議
写真1:日頃の実験風景
写真2:分子線エピタキシーに関する国際会議
米国グランドキャニオンにて(本人中央)