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ネットジャーナル32

人間が直面する危険を減らし、安全性を高める
実用化への期待高まるロボット技術の研究

写真:博士(工学)荒木 健治 教授

情報科学研究科 システム情報科学専攻 
システム融合学講座 知能ロボットシステム研究室・教授
博士(工学) 近野 敦

プロフィール

1988年、東北大学 工学部 精密工学科卒。1993年、東北大学 大学院工学研究科 精密工学専攻博士後期課程修了、同年東北大学工学部助手。1995年、東京大学大学院工学系研究科助手。1998年、東北大学大学院工学研究科助教授。2007年04月、同准教授。2012年、北海道大学大学院情報科学研究科の教授に就任。研究分野は知覚情報処理・知能ロボティクス、知能機械学・機械システム。IEEE、日本ロボット学会、計測自動制御学会、日本機械学会 日本航空宇宙学会等に所属。

モデリング・動力学解析・システム統合をベースとしたロボット開発

――知能ロボットシステム研究室ではどのような研究をおこなっているのですか。

近野 メインとなっているのは、①ヒューマノイドロボット ②無人航空機 ③脳外科手術シミュレータの3つです。それぞれ独立しているように見えますが、ベースの部分では、設計などに必要な「モデリング技術」、物の動きを解析する「動力学解析」、それらの要素をまとめる「システム統合技術」が共通しています。

ロボット研究にはさまざまなアプローチがあり、数理的なことを中心にやる人や、シミュレーション技術を追求する人もいますが、私たちの研究室では、実際に物を動かすための一つひとつの技術とそれを統合するシステム統合技術が重要だと考えています。

また、2011年に東日本大震災が起きたとき、私は東北大学で准教授をしていました。震災の経験は、ヒューマノイドロボットや無人航空機の災害対策への応用を強く意識するきっかけになっています。人間が入っていけない危険な場所での調査やがれき処理、救助活動などを想定し、複数のヒューマノイドロボットが協調して物を運ぶシステムや、屋外・屋内を問わず活動できる無人航空機などの研究にも取り組んでいます。

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