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ネットジャーナル49

デバイスから回路、アルゴリズムまで網羅した幅広い研究領域
人の感情に訴えかける人工知能の開発を目指して

写真:博士(工学) 池辺 将之

情報科学研究科 情報エレクトロニクス専攻
集積システム講座  集積ナノシステム研究室・准教授
博士(工学)  池辺 将之

プロフィール

2000年、北海道大学大学院電子情報工学専攻博士課程修了。2000年、大日本印刷株式会社半導体製品研究所。2004年、北海道大学助教授。信号処理アルゴリズムとその集積回路化の研究、およびCMOSイメージセンサの高機能化の研究に従事。

回路・デバイスの融合を目指す挑戦的な研究室

――集積ナノシステム研究室ではどのような研究を行っているのですか。

池辺 ナノ構造のデバイスから、そのデバイスを活用するための回路、高速処理や省電力を実現するアルゴリズムなど、デバイス・回路・アルゴリズムを総合的に捉えた核心的融合技術の研究開発に取り組んでいます。半導体物理、回路学、情報学、非線形理論などのほか神経科学なども取り入れ、人間の脳の構造(神経ネットワークなど)をモデルとした人工知能集積デバイスの開発なども行っています。

テラヘルツ光を扱う技術,半導体ナノワイヤ結晶を作成する技術を持つ量子集積エレクトロニクス研究センター、ビッグデータを扱う回路やディープラーニングの研究を行っている集積アーキテクチャ研究室などと連携を密にしながら、ハード・ソフトのみならず生命科学をも視野に入れており、そういう意味では全国的にも数少ない非常に挑戦的な研究を行っているといえます。

研究領域は大きく分けて次の4つが上げられます。(1)イメージャ/プロセッサ融合情報処理システム (2)「感性」をも含む知的情報処理システム (3)人工知能集積デバイス・システム (4)ゆらぎ・非線形科学とその応用。幅広くバラエティに富む内容ですが、センサやAD変換器などのデバイスからプロセッサなどの回路、信号処理を行うためのアルゴリズム、画像や音声などの出力までの一連の流れの中で、それぞれのプロセスで高度な集積化と処理を行うための新たな技術の開発を目指しています。

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