language
注意事項
当サイトの中国語、韓国語ページは、機械的な自動翻訳サービスを使用しています。
翻訳結果は自動翻訳を行う翻訳システムに依存します。場合によっては、不正確または意図しない翻訳となる可能性があります。
翻訳サービスを利用した結果について、一切を保証することはできません。
翻訳サービスを利用される場合は、自動翻訳が100%正確ではないことを理解の上で利用してください。

「数値解析の可能性」

写真:佐藤さん

システム情報科学専攻 システム融合情報学講座 システム複合情報学研究室
博士後期課程1年

佐藤 孝洋(北海道札幌市出身、2012年度入学)

僕たちの研究室は、電磁界の数値解析技術と最適化の研究をしています。「電磁界」といわれると聞きなれない言葉かもしれませんが、身の回りにはこの電磁現象を利用した製品や装置がたくさんあります。例えばモータやIH調理器等はこの電磁現象を利用した機器(電磁機器)です。電磁機器はあらゆる製品に使われているで、その性能は非常に重要です。例えばモータの効率を少しでも改善できれば、世界中の消費電力を大きく減らすことができると言われています。

「電磁界解析」はより高性能な電磁機器の開発をするために必須の技術です。電磁現象は目に見えないので、機器で何が起きているのかを詳しく把握するには、コンピュータで解析しなければなりません。機器で何が起きているのか把握できれば、例えばモータの効率をどうすれば改善できるかが分かるようになります。ところで、どうすれば性能を改善できるかを解析の結果を元にしてコンピュータが自動的に行ってくれれば非常に助かると思いませんか?この技術が最適化です。「電磁界解析」と「最適化」、これら2つの研究を進めることで、高性能な電磁機器を自動的に開発することができるようにすることが最大の目標です。

普段は主に研究室で、解析に必要な数式の勉強やプログラミングをしています。加えて、解析が実際の現象と合っているのか確認するために実験もしたりします。研究室に閉じこもっているだけでなく、成果が出ると学会に出席して発表を行っています。今年度は博士1年目ということで、たくさんの学会に出席してきました。色々な国に行き、様々な研究成果を聞くことで勉強にもなりますし、人間的にも成長できます。今後も精力的に研究を進めていく予定ですし、他にも国際インターンシップにも参加予定です。

学会発表の様子
学会会場の街並(ベルギー・ゲント)
学会発表の様子
学会会場の街並(ベルギー・ゲント)