language
注意事項
当サイトの中国語、韓国語ページは、機械的な自動翻訳サービスを使用しています。
翻訳結果は自動翻訳を行う翻訳システムに依存します。場合によっては、不正確または意図しない翻訳となる可能性があります。
翻訳サービスを利用した結果について、一切を保証することはできません。
翻訳サービスを利用される場合は、自動翻訳が100%正確ではないことを理解の上で利用してください。

ハードとソフトの境界をまたいだシステムLSIの未来を開拓する

大平 貴徳さん

情報エレクトロニクス専攻 集積システム講座
機能システム学研究室 修士課程1年

大平 貴徳(栃木県那須町出身、2013年度入学)

近年、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器の普及が進み、それらに埋め込まれたプロセッサやセンサなどの低電力化や高速な情報処理の実現が求められています。また、それらの普及に伴うディジタルデータの増大が深刻化し、ビッグデータを扱うクラウドにおいても高速かつ低電力な情報処理が求められ、SoC(システムオンチップ)の技術がますます重要になってきています。

 私たちの研究室では回路設計技術を足場として、ハードウェアとソフトウェアの境界領域(技術的にもホットな領域)において、それら領域を横断するようなSoCの研究開発を進めています。

現在、研究室内では大きなテーマごとに4つのチームに別れそれぞれ研究を進めています。私は画像処理のLSI設計をテーマとするチームに所属し、「超解像アルゴリズムのハードウェア化」の研究をしています。その背景としては近年、4KテレビなどのハイK映像機器の普及や、過去における低解像度のアナログコンテンツから高解像度な映像を生成する超解像技術が注目を浴びているということが挙げられます。様々な手法が存在する超解像においては高精度、高速かつ省メモリということが求められ、私が行っている研究では一枚画像を用いた超解像の処理を書き換え可能なハードウェアであるFPGAに落とし込むことによって省メモリかつリアルタイム処理が可能な超解像を実現することを目的としています。

研究室内ではそれぞれの研究グループごとに成果の報告会を行い、活発な議論を進めています。私の所属する研究チームは現在、3つの研究室間合同で研究開発をすすめており、自身の研究だけでなく共同で研究をするためのノウハウから成果を人に伝えるスキルの取得までを力をいれて取り組んでいます。私たちの研究室ではソフトウェアとハードウェア両方の基礎知識から開発まで幅広い分野に接する事ができ、より広い知見を持った上で研究ができることが魅力的です。

写真1:超解像のFPGA実装の様子
写真2:研究室集合写真
写真1:超解像のFPGA実装の様子
写真2:研究室集合写真