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生体機能の可視化を目指して

写真:渡邊さん

生命人間情報科学専攻 生体機能工学講座
脳機能研究室 修士課程1年

渡邊 裕貴(北海道札幌市出身、2013年度入学)

生体深部を生きた状態で観察できるツールとして、多光子顕微鏡が近年注目されています。多光子顕微鏡はMRIなどよりも微細な構造を観察することができます。「脳機能研究室」では、多光子顕微鏡を用いて、脳やその他組織・臓器の機能解明を目指して研究を行っています。私たちは工学部では珍しく、マウスを用いた実験を行っており、生きているマウスの脳の世界最深部の可視化に成功しています。私自身は多光子顕微鏡を用いて、がん発症メカニズムを明らかにすることを目指しています。しかしながら、多様な臓器を生きた状態で観察する手法は確立されていません。現在私は、その方法論の確立に向け技術開発を行っており、いずれは、がんが生じている臓器のライブイメージングを実現したいと思っています。私の研究成果が将来的には新しいがんの治療薬の開発につながると期待しています。

私は今年の夏に愛媛大学で行われた「平成25年度イメージング講習会」に参加してきました。全国の様々な分野の研究者のみなさまと数日間学べたことは、自分にとっておおいに刺激となりました。また、大学の壁を越えた研究者間ネットワークを作れたことは、今後の研究に活かすことができると思います。

このように、脳機能研究室は学外のイベントに参加する機会にも恵まれています。また、様々な共同研究が実施されているため、他大学や企業の方々とお話しできる機会にも恵まれているのも魅力のひとつです。さらに、所属する教員の専門分野はそれぞれ全く異なるので、いろんな視点からアドバイスをいただけます。所属する学生も個性豊か、かつ研究に熱心です。ラボミーティング以外でも研究に関する話がそこかしこで飛び交っています。飲み会などのイベントも多く、日々楽しく研究に打ち込めています。

写真:実験室にある多光子顕微鏡
写真2:研究室集合写真
写真:実験室にある多光子顕微鏡
写真2:研究室集合写真