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「新たな映像・音声によるメディア表現の変革」

写真:納谷 航さん

メディアネットワーク専攻 情報メディア学講座
情報メディア環境学研究室 修士課程2年

納谷 航 (北海道札幌市出身、2013年度入学)

情報メディア環境学研究室では、コンピュータグラフィクス(CG)を中心に、画像・映像処理、音声など、幅広い分野の研究を行っています。これら研究によって、映画やゲームなどの制作コスト削減や品質向上、画像やCGを用いた医療技術の発展や、超音波を用いたスピーカーの指向性向上など、様々な技術領域に貢献することができ、メディア表現を変えるような新しい映像や音声を生み出すことに繋がります。

その様々な領域の中で、私は現実世界に仮想物体を重ねて提示する拡張現実(AR)に着目して研究に取り組んでいます。ARでは実空間中のユーザの動作に対して直感的に動作するCG映像が求められる場合が多いのですが、その際重要なリアルタイム性と写実性はCGにおいてトレードオフの関係となるため、両立が困難です。そこで私はこの問題に対処するため、予めデータベースに用意したCGデータをユーザの持つ実空間の情報を利用して探索し、モーフィングと呼ばれる映像生成技術を用いることで、写実性の高いリアルタイムアニメーションを生成する手法を提案しています。さらにこの手法を、リアルタイム映像内のユーザにCGの衣服を着用させる「仮想試着システム」へと応用し、遅延のない写実的な仮想試着の実現を目指して研究を進めています。この研究に限ることではありませんが、日々の成果が映像として現れ、自分の目で確認できる点や、デモにより他者に驚きや喜びを感じてもらえる点から、私たちの分野は大変面白いと感じています。

研究室では各担当教員によるゼミと全体ゼミで研究の進捗報告と議論を行います。開発環境も充実しており、高性能PCは勿論、電子工作のできるワークスペースや3Dプリンタも配備され、多種多様な研究に対応できます。また、研究室の雰囲気はオープンで、学生同士だけでなく先生方とも気軽に相談できますし、研究室旅行やジンギスカンパーティーなどのイベントも活発で、充実した学生生活を過ごせます。

図1:実空間と異なる背景におけるCGの衣服の仮想試着結果
図2:研究室旅行でのハイキングの集合写真
図1:実空間と異なる背景におけるCGの衣服の仮想試着結果
図2:研究室旅行でのハイキングの集合写真