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研究生活を楽しみながら世の中へ貢献する

写真:水野 暁さん

情報エレクトロニクス専攻 集積システム講座
集積ナノシステム研究室 博士後期課程3年

水野 暁 (奈良県奈良市出身、2011年度入学)

我々が普段使用しているPC、スマホ、デジカメなどの電子機器は、半導体素子を組み合わせて回路を構成し、その回路上でソフトウェアを実行することで様々な機能を実現しています。私の所属する研究室では、半導体デバイス、回路設計、画像処理ソフトウェアの3つの研究チームが存在します。最も根本的なナノメートルサイズの物理現象から、最上層に位置するソフトウェア処理まで、全ての段階における研究テーマをカバーしています。

私自身は画像処理チームに所属し、「超階調」という技術の研究を行っています。超階調はデジタル画像の明るさや色の数を元データより増加させることで、他の処理を重ねても色数の減少や偽色の発生が起こらないようにするための技術です。日々の研究生活では、技術を利用する人の視点から考えることを常に意識しながら研究を進めています。そのため、専門外の人の率直な評価や感想を蔑ろにしないことが重要だと思っています。

研究室のゼミは毎週金曜日の午後に設けられます。そこでは学生達が持ち回りで他のメンバーに向けて発表しディスカッションします。内容は特に限定されていないので、自分の研究テーマ以外にも注目する技術について発表することもあります。研究室のメンバーが全員集まるということで、ゼミの後に飲み会が企画されていることも多いです。

研究室外での様々な活動に関わることもできます。私自身、研究成果は国内外の学会で発表してきましたし、学生主体のシンポジウムを運営したり(図1)、企業の研究所へインターンシップに参加したりといったことも経験することができました。毎年夏には複数の研究室合同でゼミ合宿も開催されています(図2)。

こういったイベントでは様々な人の考えを知ることができ、交流を楽しみながらも研究の質を上げるヒントが得られます。研究を行いながら国内外の多くの人と触れ合える今の環境は、非常に恵まれたものと感じています。

図1:シンポジウム後の交流会
図2:複数研究室合同ゼミ合宿(ニセコ)
図1 シンポジウム後の交流会
図2 複数研究室合同ゼミ合宿(ニセコ)