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宇宙から森林を監視する

Pic:立石 恵一さん

システム情報科学専攻 システム創成情報学講座
システム環境情報学研究室
(連携講座:リモートセンシング情報学講座) 修士課程2年

立石 恵一 (愛知県飛島村出身、2018年度入学)

 私の所属するシステム環境情報学研究室は,サイバーフィールド,災害情報システム,次世代加工情報システム等,幅広い領域の研究に取り組んでいます.各学生が取り組んでいる研究分野は異なるのですが,週1回のゼミでは活発な議論が行われます.また,ゼミはプレゼンテーション形式で行われます.各学生がゼミを通じて,資料作成や発表のスキルを磨き,学会発表等で活躍しています.研究室では机に向かって黙々と作業するだけでなく,毎年,ジンパやビアガーデン等のイベントも楽しんでいます.特に最近では,他研究室と合同でジンパを開催して研究室内外での交流を深めています.

 私は,研究室の中で唯一,連携講座に所属しています.連携講座とは,外部の企業や研究機関の研究員を指導教員として,研究に取り組むことのできる制度のことです.私は,JAXA(宇宙航空研究開発機構)との連携講座であるリモートセンシング情報学講座に所属しています.私は,衛星画像を用いた熱帯林における森林伐採の自動検出に関する研究に取り組んでいます.森林伐採は重大な環境破壊の一つです.広大な森林を監視するには通常,光学センサを搭載した人工衛星を用います.しかし,熱帯地域では雨季に上空が雲で覆われてしまうため,地上の状況を把握するのは困難です.JAXAの人工衛星「だいち2号」には,雲を透過する性質を持つセンサが搭載されています.そこで私は,「だいち2号」の定期観測画像を用いた森林伐採の自動検出に取り組んでいます.自動検出が実現すれば地球温暖化の防止に貢献できるため,社会的重要性の高い研究だと自負しています.現在のシステムには目視が含まれるため人手が介入していますが,人工知能を用いて高精度に完全自動検出を行うことを目指しています.衛星画像を取り扱うため,研究活動の中で,JAXAやGoogleのエンジニアの方とお話しする機会もあります.そのため,最先端の技術を肌で感じることができ,学ぶことも多いです.

Pic:図1:3研究室合同ジンパの様子
図1:3研究室合同ジンパの様子