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口を動かすだけでオセロをしてみたい

Pic:宮坂 清貴さん

メディアネットワーク専攻
メディア創生学研究室
修士課程2年

宮坂 清貴 (北海道鷹栖町出身、2019年度入学)

 近年、Siriやスマートスピーカーなど、音声認識サービスが普及しつつあります。ほとんどのスマートフォンに音声認識サービスがついてきており、誰でも使用できるものとなってきたことでしょう。しかし、街中でこれを利用している人はあまり見かけません。便利な機能があるのにどうして使わないのでしょうか。これは人前で声を出すのが恥ずかしいと感じている人がまだ多いことや、電車や公共の場など声を出すことが迷惑となる場所があること、騒音によって正しく音声認識できないことなどが考えられます。音声認識サービスをより便利に、広く普及させるには、どのような環境でも臆せず使用可能なサービスとなることが求められるでしょう。

 私が所属しているメディア創生学研究室では、主に立体映像やCG、VRに関する研究が行われていますが、それに加えて、脳波計や角膜計を用いた生体反応に関する研究も行われています。メディアは常に進化し続けており、新しい技術が実用可能なのか、従来のものに比べて優位性があるのか、検証することが不可欠となります。それを確認する手段の一つが、計測機を用いて、実際に人間が使用したときの生体反応を計測するものです。

 この研究室で私は、発話に使用する筋肉の電気信号を測定し、筋電から発話内容の認識や、音声を生成する研究に取り組んでいます

 もともとこの研究は、オセロと「電脳コイル」というアニメが好きで、顔に手をかざして電話をかけられたらいいな、さらに発展して、発話動作でオセロまでできたらいいな、と思って始めました。一見地味に見える研究でも、応用の可能性を考えると魅力的な研究に感じられると思います。

Pic:VRを体験している様子
写真:VRを体験している様子