language
注意事項
当サイトの中国語、韓国語ページは、機械的な自動翻訳サービスを使用しています。
翻訳結果は自動翻訳を行う翻訳システムに依存します。場合によっては、不正確または意図しない翻訳となる可能性があります。
翻訳サービスを利用した結果について、一切を保証することはできません。
翻訳サービスを利用される場合は、自動翻訳が100%正確ではないことを理解の上で利用してください。

熱電変換に夢を見て

Pic:高嶋 佑伍さん

情報エレクトロニクスコース
薄膜機能材料研究分野
修士課程2年

高嶋 佑伍 (北海道小樽市出身、2019年度入学)

 私が所属している研究室では酸化物材料のポテンシャルを最大限に発揮するために原子レベルで平坦な薄膜を作製し、世の中で役に立つデバイスの開発を目指しています1。私は、熱・化学的に安定で、無毒という特長がある金属酸化物の熱電変換性能を高める試みを行っています2,3

 皆さんは、車や工場の廃熱、電力変換でロスとなる熱エネルギーがもったいないな、と考えたことはありますか?熱電変換はそのような未利用熱を再資源化する技術で、省エネやCO2削減に貢献できると期待されています。今世界各国では、SDGsを目標と掲げ、持続可能社会の実現を目指していて、私たちの意識も次第に変わっていくのではないでしょうか。あらゆるエネルギーの最終到達点である熱を有効利用することができれば、自分たちの生活だけでなく地球環境も豊かになると夢見ています。

 私は元々熱電変換に興味を持っていて最先端の研究に触れてみたいと思い、旭川高専専攻科から大学院に入学して今の研究室に入りました。この研究室の一番の魅力は、所有している設備が充実していて薄膜作製から特性評価までを一貫して行うことができ、スピーディーに研究する環境が整っていることです。また、学会に参加する機会も多く、私自身、数々の学会に参加することで発表資料作成のコツやプレゼン方法を学び、大きく成長できたと実感しています。研究室で目標を持ちながら過ごした時間は、計画する力、それを実行できる力、成果としてまとめ発表する力として身に付き、自信に繋がりました。その自信と経験は今後の進路に必ず役立つと思っています。

 研究室には留学生が多く、毎週のゼミは英語で行われ、日常的にも英語で会話することが多いので、英語でのコミュニケーション能力が鍛えられました。また、定期的に行われる飲み会や小旅行なども国籍関係なくみんなで楽しんでいます。皆さんも大学院では刺激があり、実りのある環境に身を置いてみてはいかがでしょうか?


写真:国際シンポジウムでポスター賞を受賞した際の様子(2019.12.03)
写真:国際シンポジウムでポスター賞を受賞した際の様子(2019.12.03)
写真2:学部3年生の研究室配属歓迎会(2019.11.22)
写真2:学部3年生の研究室配属歓迎会(2019.11.22)