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3次元デジタルの世界

Pic:大野健太さん

システム情報科学コース
修士課程2年

大野 健太 (神奈川県茅ケ崎市出身、2020年度入学)

 皆さんは3次元デジタルと聞いて何が思い浮かぶでしょうか。

 最近はゲームやVRなど3次元デジタルの世界を頻繁に見かけるようになり、これらを思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。3次元デジタルデータは他にも社会の多くの場面で役立っています。例えば、プラント・土木建築分野では設備の寸法を測ったり、傷がないかなどの保守点検、医療分野では手術シミュレーション、さらには法廷問題での事故現場の再現等にも使用されています。近年ではレーザ計測の普及により3次元デジタルデータは容易に作成ができるようになりこのような取り組みはより一層普及してきています。

 私たちの研究室では主に3次元デジタルデータの新しい活用技術、3次元レーザ計測の高度化のための理論、アルゴリズム、システムを開発しています。特にレーザスキャナを工学に応用しようとする研究が始まったのは比較的最近のことでまだまだ課題が多く残されています。

 その中で私は非熟練者でも質の良いレーザ計測を行うため、3次元データの品質をリアルな世界に重ね合わせて表示する、MR(Mixed Reality)を用いたシステムの開発を行っています(写真1)。 誰もが簡単に3次元デジタルデータを理解するにはどんな方法がよいか、またそれを実現するためにはどのような手法を用いるべきか日々試行錯誤を繰り返しています。

 研究室での研究活動では、週に1度教授と打ち合わせの場を設けてもらい、手法の案を議論したり、今後の方針を相談して決めます。また学生同士でもお互いにプログラミングで困ったことがあれば助け合ったり、計測を手伝ってもらったりしています。また週に1度の各学年の研究発表や、皆で一つの関連技術の文献を読み、学生の持ち回りで発表を行っておりプレゼンの仕方やより幅広い知識を身に着けることが出来ます。また研究活動の他にもコロナ渦以前には、夏にはジンパ、年末には忘年会を研究室で行ったり(写真2)、時折バーベキューや飲み会を開催したりととても楽しく過ごせる場です。


写真1:3次元データ品質のMR表示システム
写真1:3次元データ品質のMR表示システム
写真2:忘年会での写真
写真2:忘年会での写真