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限界を突破する次世代ナノ材料

Pic:蒲生浩憲さん

情報エレクトロニクスコース 集積電子デバイス研究室
博士後期課程2年

蒲生 浩憲 (北海道富良野市出身、2020年度入学)

 半導体の発展は私たちの生活を大きく変えてきました。特に、スマートフォンの登場によって、生活の利便性は大きく進歩しました。携帯電話の進化には集積回路を構成する電子部品の一つであるトランジスタの小型化が大きく関係しています。これはトランジスタを小さくすることで、多数のトランジスタを1チップに集積でき、より複雑な計算が可能になるためです。また、トランジスタは小さくすればするほど個々の性能も向上するため、トランジスタの微細化は半世紀以上にわたって推進されてきました。しかし、トランジスタの加工寸法は最先端のもので数ナノメートルであり、技術的・物理的限界が訪れ始めています。トランジスタの微細化はいつか頭打ちになるため、微細化とは異なる方法で高性能化を図る必要があります。そこで、私は半導体ナノワイヤを用いて、現在平面構造であるトランジスタを立体構造にすることで、さらなる高密度集積・低消費電力化を目指しています。近年では、IoT(モノのインターネット化)や人工知能などこれまで以上の計算機能を必要とする応用技術が注目されており、これら技術の基盤となるトランジスタの研究はより一層重要度を増しています。

 私が所属している研究室では、主に半導体ナノワイヤ材料の開拓と省エネ・高機能素子の創成に関する研究を行っています。トランジスタの他にも半導体ナノワイヤを用いた高効率太陽電池・LED・レーザーの研究を行っています。当研究室の魅力は、様々な実験装置を有しており、結晶成長から素子作製・特性評価まで一貫して一人で実験を行うことができることです。充実した研究設備により、自分のアイデア次第で様々な手法で研究を遂行することができます。

 当研究室が所属している研究棟は4つの研究室からなり、一部の実験装置や居室などを共同利用しています。また、これらの研究室合同で忘年会や研究発表会などが開催され、他研究室の学生との交流も活発的に行われています。

 当研究室ホームページ
(https://www.rciqe.hokudai.ac.jp/labo/ied/)
(https://www.rciqe-hokudai-tomioka.com/)