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通信用超小型光集積回路の実現を目指して

Pic:村椿 太一さん

情報科学専攻メディアネットワークコース 情報通信フォトニクス研究室
博士後期課程1年

村椿 太一 (北海道旭川市出身、2023年度入学)

 動画や音楽等の各種ストリーミングサービスの普及、AIを活用したシステムの効率化など、ITの進歩は私たちの生活をより豊かにします。これらの技術には、「大量データの高速処理」と「大容量・低遅延なデータ通信」が基盤にあります。私の研究室では、より大容量・低遅延なデータ通信を光通信で実現することを目指しています。

 光通信といえば、ケーブル(光ファイバ)を用いたメートル、キロメートル規模の比較的長い距離の通信への活用が主でした。しかし近年では、指の爪くらいの大きさのチップ上に伝送路を形成し、コンピュータ内のデータ伝送も光通信で行うことが有望視されています。このとき、小さな面積の回路により多くの機能を持たせるため、「各種光学素子の大幅な小型化」が不可欠です。これが私の研究テーマです。光学素子は、ただ小型化するだけではなく、損失が小さいなど、性能の高さも求められます。私は、数値解析手法を用いた電磁界シミュレーション、そして最適化手法を活用した構造設計を通して、より小型かつ高性能で動作する光学素子を日々追求しています。

 

 難しい話が続くと、研究に対するハードルが高くなってしまうかもしれません。当研究室では、配属された学部4年生のとき、必ず一人の先輩がチューターとして付いて、研究の進め方、研究発表用資料作成などのノウハウを教えてもらいます。また、研究室ミーティングでは、定期的に研究の進捗報告を行います。先輩から色々なことを習いながら着実に研究を進めていくことで、必ずや研究者としての力が身につくはずです。

 一定の研究成果がまとまれば、学会等で発表します。学会の場では、立場は関係なく全ての研究者がリスペクトされます。学生の自分の発表でも、聴講者としていらっしゃる企業や大学の研究者の方々は、真剣に話を聞き、時には質問をしてくださいます。研究者の方々と繋がる機会として、学会参加は非常に価値があります。また、最近では現地での学会開催も増えてきました。日本中、いや、世界中を旅する良い機会です。皆さんも研究室に配属されたら、ぜひ一緒に頑張ってたくさん学会に参加しましょう!


写真 学会でのポスター発表の様子
写真 学会でのポスター発表の様子