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IPA未踏IT人材発掘・育成事業「スーパークリエータ」認定研究「ボルタリングコース作成支援アプリケーション」プロジェクトの紹介

本学院情報科学専攻情報理工学コース修士課程1年の桂大地さんが、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する未踏IT人材発掘・育成事業において「スーパークリエータ」として認定されました。北海道大学として初のスーパークリエータ認定となります。

図1:授賞式会場で藤井PMと藤井PMが担当した2プロジェクトのメンバーと記念撮影
図1:授賞式会場で藤井PMと藤井PMが担当した2プロジェクトのメンバーと記念撮影
(左から、桂さん、藤井PM(KDDI)、須藤さん(東京大学)、谷道さん(東京大学))

未踏IT人材発掘・育成事業(未踏事業)は、ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイディアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した若い人材を発掘・育成することを目的とした事業で、近年ICT関連業界での注目度が非常に高くなっている事業です。2018年度は全国から21プロジェクトが採択され、本学からは2プロジェクトが採択されました。本学から未踏関連事業の採択者がでるのは2006年度以来12年ぶりです。

採択されたプロジェクトは約9ヶ月間にわたり国内トップレベルのプロジェクトマネージャーの指導のもと進められ、プロジェクト終了後、特に優れた成果を修めた開発者が「スーパークリエータ」として認定されます。2018年度は12プロジェクトから16名がスーパークリエータとして認定されました。

桂さんが提案した「ボルダリングコース作成支援アプリケーション」プロジェクトでは「ボルダリングは健康に効果的であるが、一方で初心者にとってはルールを理解することが難しいなど、とっつきにくい」という問題の解決に取り組みました。ここでボルダリングとは壁に設置されたホールドからなるコースを登る競技です。桂さんはこの未踏プロジェクトにおいて、ユーザの身長や作成したいコースの難易度を入力(あるいは選択)することで、誰でも簡単に自分にあったボルダリングのコースをタブレット端末上に作成することができる機能や、登っている動画の共有機能、他のユーザが作成したコースの閲覧機能を持つモバイルアプリケーションを開発しました。また、これまで曖昧であったホールドやコースの難易度を分類し、定量的に評価する試みを行いました。

図2:開発したアプリケーションの概要
図2:開発したアプリケーションの概要

プロジェクトの最終評価では、当初の目的通りアプリケーションを開発したこと、当初想定していた目標を超える未踏性を有する成果を創出したことなどが評価され、スーパークリエータとして認定されました。

桂さんはもともとボルダリングが趣味で、「自分が一番興味を持っていることを研究テーマとする」ことに挑戦し、彼が工学部3年生の3月に未踏事業に応募しました。卒業研究もボルダリングに関する研究でした。自分が好きなことであれば情熱を持って挑めることを体現している点についても評価がされたのだろうと思っています。

桂さんは今後もこのボルダリングプロジェクトを進めて行くようですので、引き続き応援をお願いします。また、IPA未踏事業は今後も続いていくようです。本学から継続して多くの採択者が出ることを期待しています。

関連リンク

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)プレスリリース
「2018年度未踏IT人材発掘・育成事業の「スーパークリエータ」16名(12プロジェクト)を認定」
https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2018/20190524.html

北海道大学大学院情報科学院 情報科学専攻 情報理工学コース ヒューマンコンピュータインタラクション研究室(桂大地さん所属研究室)
https://hci-lab.jp/

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