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2020年の年頭にあたって

新年,あけましておめでとうございます.年頭にあたり,皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます.

昨年は,元号が平成から令和に変わり新しい時代を迎えましたが,私共の大学院もそれまでの情報科学研究科を改組し,情報科学院/情報科学研究院として新たなスタートを切りました.学生の教育組織を教員の研究組織から分離し(学院・研究院化),さらに1専攻5コース体制をとることによって教育組織の柔軟性を高めると共に,異分野融合教育,国際連携教育,実践型教育を強化し,社会や学生のニーズに応え得る大学院へと改革しました.本年も,内外から多くの意欲溢れる学生の皆さんが本大学院に入学されることを期待しています.

さて,ご承知の通り,いま情報関連科学技術は急速に進展し,社会や産業の根幹を揺るがす構造変化をもたらしています.国の科学技術基本計画の中でも,超スマート社会(Society5.0)や第4次産業革命等が標榜され,AI,IoT,ビッグデータ解析,ロボットをはじめ,次世代通信規格「5G」,スマートグリッドなど幅広い情報科学技術に関連する技術開発並びに人材育成の必要性が叫ばれています.昨年6月に策定された政府のAI戦略2019でも,具体的目標として,文理を問わず,全ての学生(年間約50万人)が初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得,さらに,一定規模の学生(年間約25万人)が自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することが明記されるなど,過去にない規模での人材の輩出が必要とされ,その実施が計画されています.その中において北海道大学大学院情報科学院のミッションは,Society5.0の実現とその先の新たな時代を創り出す情報関連技術のエキスパートやトップクラス人材を育成することであり,同時に初等中等教育から高等教育,社会人リカレント教育や企業内教育に至るまで,今後,ありとあらゆる階層において必要とされる情報関連教育を,効率的に設計・構築・実施していけるリーダ・指導者を育成することであると考えています.そのためには,本大学院における教育・研究のアクティビティをさらに向上させ,新しい試み,改革に果敢にチャレンジしていく中で,学生や教員の規模を拡充していくことが重要であると考えています.

こうした状況に鑑み,昨年末に本大学院将来構想委員会の下にWGを設置し,令和3年度の概算要求に向けた新しい組織的な教育研究プロジェクトの検討を開始しました.具体の構想内容についてはまだ明らかにはできませんが,将来への大いなる可能性を感じさせる新しい提案となりそうで非常に期待しているところです.

本年も,こうした事業を含め新しい戦略に積極的にチャレンジしていきたいと思っておりますので,皆様のご理解ご協力の程,よろしくお願い申し上げます.

2020年元旦

北海道大学大学院 情報科学院長/情報科学研究院長 北 裕幸

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